「しょっちゅうミスをしてしまい、雑な人だと周りから言われる」
「雑な性格を改善して、信頼されたい」
などと、悩んでいませんか。
「雑な人」をイメージしたとき、マイナスな部分を思い出してしまいがちです。
仕事をする際にマイナスなイメージをもたれてしまうと、スムーズに仕事ができないこともあるでしょう。
「雑な人」はどんな特徴があるのかを理解して、向いている仕事を選択することでマイナスなイメージを払しょくできるでしょう。
この記事では雑な人の強みと弱み、向いている仕事をご紹介します。さらに面接時に気をつけるポイントや、雑な性格を改善する方法もまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
目次
雑な人の特徴と強み・弱み
雑な人の特徴と強み、弱みについてご紹介します。
雑な人の特徴は細かいことを気にしない大雑把な性格
雑な人の特徴は、細かいことを気にせずマイペースで大雑把な人が多いです。
だらしないところや物を雑に扱うなどの傾向が見られるため、ネガティブな意味でとらえられることが多いのも特徴でしょう。
雑な人の強みは行動力が早く楽観的なこと
雑な人の強みを一つずつご紹介します。
楽観的
雑な人は「なんとかなる」と楽観的な人が多く、くよくよ悩みません。
嫌なことがあったとしても気持ちの切り替えが早いため、すぐに忘れることができ、くよくよ悩むこともありません。
プラス思考、ポジティブシンキングなどともいえます。
おおらかな性格
雑な人は楽観的で明るく、細かいことは気にせず心が広いため、おおらかな性格の人が多いです。
何事もポジティブに考えられるので前向きに取り組み、イライラすることはそれほどありません。その一方で、おおらかなところや楽観的なところがマイペースといわれることもあるでしょう。
物事に興味が薄い
気持ちの切り替えが早いため、人や物に対する執着がない人が多いです。
たとえば、陰口や悪口を言われても深く考えて悩むことは少ないので、強みといえるでしょう。
物事の取捨選択が上手だとも言えますね。
決断力・行動力が早い
くよくよ悩まない人が多く、石橋を叩いて渡るタイプではないので決断力や行動力が早い人が多いです。
たとえはじめてのことでも躊躇せず挑戦できるところが強みといえるでしょう。
躊躇せず挑戦できることを羨ましく思う人も多いのではないでしょうか。
また決断力が早い人は、職場でリーダー的な存在になる可能性が高いようです。
雑な人の弱みは面倒くさがり屋で詰めが甘いこと
雑な人の弱みをプライベートと仕事、両方の視点でご紹介します。
プライベートでの弱み
プライベートでの弱みを2つ紹介します。
面倒くさがり屋
雑な人は多くの人が面倒くさがり屋です。
面倒くさがり屋の人は、何かにつけて動機づけが必要となり、メリットを重視するため価値あることだけやりたい人です。
整理整頓ができない人が多く、掃除や片づけをしなくても平気で、部屋が散らかっている傾向にあります。部屋をキレイにしなければならないという発想がない人もいるようです。
部屋だけでなく、シャツにシワが寄っていたりほこりがついていたりなど、身だしなみを気にしない人もいます。
物の扱いが雑
雑な人は物の扱いも雑な人が多いです。
たとえば、足で物をどける、コップをテーブルに置くときの音がうるさい、ドアの開け閉めがうるさい、物をすぐに壊してしまうなどです。
物が壊れてしまっても、新しく買えばいいと思うだけで執着はありません。
仕事での弱み
仕事上での弱みを5つご紹介します。
計画性がない
雑な人は計画を立てるのが得意ではない人が多いため、先行きのことは考えず「とにかくやってみる」と考えがちです。
「とにかくやってみる」という気持ちはとてもよい事ですが、仕事では計画性をもって進めていくことがとても重要になります。
行き当たりばったりで仕事をしていると「計画性がない」と評価されてしまうこともあるでしょう。
詰めが甘い
計画性はないものの、スピード感をもって仕事をします。スピード感をもって仕事をすることは大切ですが、一方で詰めが甘くミスが多いのも特徴です。
見通しが弱く細かいところまで目がいかない、確認を怠ってしまうなどのミスが多くなります。大きなトラブルまでは起こさないまでも、誤字脱字や忘れ物などのちょっとしたミスを繰り返すことが多いです。そうしたことが重なると仕事ができないというレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。
「このくらいで大丈夫」と自信過剰なポジティブ思考や、面倒くさがり屋の特徴が原因となっているのでしょう。
時間にルーズ
時間を自主的に管理できないことで、メールなどのレスポンスを後回しにしてしまい、仕事が遅れてしまったり、クレームになったりしてチームに迷惑をかけてしまうことがあります。
仕事の納期や期限を守れないと信用を失くしてしまいます。
さらに面倒くさがり屋なので、求められている以上のことはやりたがりませんし、仕事の効率や利益を考えない人も多いため、信頼を得る機会を自分で絶っているといってもいいでしょう。
マニュアル通りにできない
仕事上でマニュアル通りにしなければならない業務においても、面倒くさがり屋のためマニュアルを読まず、やるべきことを怠ったり手順通りにしなかったりすることが多いです。
マニュアル通りに進めればミスは起こらないはずなのに、マニュアル通りにしないことでトラブルやミスになってしまうこともしばしばあります。
人の話を聞かない
人や物に興味がない人が多いため、人の話を聞いていないことがあります。人や物に興味がないことで、物事に関して無関心だと思われてしまうでしょう。
仕事上では打ち合わせや会議などがあり、内容を把握して業務を進めなければなりませんが、人の話を聞いていないことが多いため、ミスやトラブルになってしまうことがあります。
話を聞いていないと集中力がないと思われてしまう可能性もあるので、勘違いされてしまうこともあるでしょう。
雑な人が向いている仕事3選
雑な人だからといってマイナスなことばかりではありません。向いている仕事を3つご紹介します。
営業職
楽観的でポジティブなところを活かせる仕事です。
営業職は飛び込み営業や提案をして断わられることも多々ありますが、「こんなこともあるさ」などと気持ちを切り替えることができ、くよくよ悩まないという特徴を活かせるでしょう。
接客業
おおらかで人当たりがいいところを活かせる仕事です。
接客業にはお客さんとのコミュニケーションが必須ですが、雑な人の多くはおおらかな人でコミュニケーション能力が高い人も多いため向いている仕事です。
接客業でも高級なレストランやホテルなどではなく、気軽にコミュニケーションが取れるレストランやアパレルショップ、ドラッグストアなどが向いています。
便利屋
毎日決まった仕事をするわけではなく、いろいろな仕事を依頼されるためワクワクできます。
専門知識が必要とされるよりも、広く浅い知識やスキルが必要となり、何よりもフットワークの軽さが重要となる仕事です。
新しいことにチャレンジできる特徴を活かせる仕事でしょう。
雑な性格を改善する5つの方法
雑な性格を改善する方法は自分自身で意識づけることが大切です。改善方法を5つご紹介します。
チェックの習慣化
仕事上でうっかりミスが多いのは雑な人の特徴といえます。
うっかりミスは注意力不足によって起こるため、何度か見返すことで防げます。メールを送るとき、書類を作成したときなど、必ずチェックする習慣をつけるようにします。
自分一人のチェックに自信がもてない場合は、チームの人や周りの人にチェックしてもらってもいいでしょう。
上司からの指示や重要なポイントは、しっかりメモを取りミスを防ぎましょう。習慣化されればミスは防げますし、仕事ができないレッテルを貼られることもなくなると思います。
思い込みは禁物
思い込みで行動しないようにしましょう。チェック同様、自分の行動が「あっている」「大丈夫だ」と思い込まないことです。
根拠なく「あっている」「大丈夫だ」と自信過剰な人が多いのですが、「自分の行動が思い込みではないか」「間違っていないか」「違う方向に進んでいないか」と振り返って考えてみるようにしましょう。
計画性をもつ
雑な人はすぐに「やってみよう」と計画なく突き進むことが多いですが、完璧ではなくてもある程度の計画を立てて行動するようにします。
計画を立てることによって、作業効率も上がりますし、トラブルの起こる可能性やミスを起こしやすいポイントなどがわかってくるはずです。
はじめから仕事の計画を立てるのが難しい場合は、自分の一日の計画を立ててみるといいでしょう。
朝起きてからの自分の行動や、やるべきことをピックアップして計画を立ててみます。
たとえばベッドから起きてパジャマを着替える、カーテンを開ける、白湯を飲む、朝食作りをするなどです。計画通りに行動できたら、仕事の計画も同じようにして立ててみましょう。
物や人に興味を持つ
物や人に興味を持つことで、雑に扱ってすぐに壊してしまう、人の話を聞いていないなどを改善することができます。
コーヒーを飲むとき、コーヒーカップを自分好みの色や形のものにすることで愛着がわき、大切に使えるでしょう。さらにいつもより少しだけ高価なコーヒーカップを購入すれば、壊れないよう扱うようになって、より大切にするはずです。
人の話を聞くときには、どこが重要なポイントなのかがわかるようメモを取るようにしてみましょう。面倒くさいかもしれませんが、メモを取ることでミスを防ぐことにもなります。
さらにメモを取っていることで、相手に聞いていることをアピールできるでしょう。
指摘してもらう
自分で改善しようと意識していても、他の人からはそう見えないことも多くあります。雑に見える場合や、目に余る行動をしている場合には指摘してもらうようにしましょう。
指摘されると、誰だっていい気持ちはしません。しかし指摘してもらうことで、自分では意識していなかったことの改善にもなるでしょうし、「改善しようと努力している」と周りからも評価されるかもしれません。
雑なところを指摘されたら「ご指摘ありがとうございます。」とお礼を忘れないようにしましょう。お互いの関係を良好に保つ秘訣です。
面接で気をつける3つのポイント
採用面接で気をつけるポイントを3つご紹介します。
正直に話す必要はない
面接時に「私の雑なところは〇〇です」などとすべて正直に話すことはありません。
面接は自分をアピールする場です。雑なところを話してしまうことによって、社会人としての資質がないと判断されてしまう可能性も少なくありません。
短所を問われた時のポイント
面接では長所や短所を問われる質問がよくあります。
短所を問われる質問は、あなたの性格、性質などを知りたいためです。「自分の弱み(短所)を理解しているか」「弱さ(短所)と向き合える力があるか」などを知りたいのです。
短所を言いたくないからといって、「短所はありません」などと答えるのはNG。
面接官から質問の意図を理解していないなどと判断されてしまう可能性が高いです。
短所の克服を伝える
誰にでも短所はあります。短所がない人などいません。
その短所をどう受け止めて、どう克服していくか、克服するための努力と努力した中での変化を伝えていきましょう。
下記の例文を参考にしてみてください。
例文
私は自分のペースで仕事を進めがちです。
周りが気にならないほど仕事に集中してしまい、チームのメンバーから指摘されたことがあります。そのため、あらかじめ仕事の工数を想定しながらスケジュールを立て、毎日の終わりに進捗度合いを意識するという工夫をしています。
意識することによって、自分のペースで仕事を進めることが少なくなりました。さらにチームのメンバーとも信頼し合えるようになり絆が強くなりました。
【まとめ】雑な人が向いているのはポジティブな特徴を活かせる仕事
雑な人というとネガティブなイメージをもたれがちですが、楽観的でおおらかな人や、ポジティブな人という特徴もあります。
その特徴を活かしつつ、自分で日々意識して改善に努めながら、営業職や接客業などにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ポジティブな特徴を活かせる仕事に出会えるといいですね。