向いてる仕事

不安障害のある人に向いてる仕事とは?仕事選びのポイントや仕事を続けるコツを解説

「不安障害の症状が出てしまい、仕事が続かない」
「不安障害の人に向いてる仕事とは?」
などと、悩んでいませんか。

不安障害の人は他の人から「考えすぎ」「心配性」などと、誤解されてしまうことも少なくありません。
他の人から理解されにくいため、職場にいると孤立してしまったり、陰口を言われたりして退職にいたってしまうこともあるでしょう。

今回は不安障害の人に向いている仕事を説明します。さらに仕事を探す際のポイントや仕事を続けるコツなどもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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不安障害とは?

落ち込む女性の様子

誰でも不安になることはありますよね。

不安は自分自身を守るために備わっている機能の一つです。しかし、不安・恐怖感が過度なる、症状が1カ月以上続く、日常生活に支障が出る、などという状態であれば不安障害の疑いがあります。

他の人からしてみたら危険でないものにまで恐怖を感じ、心と身体にさまざまな不快な変化が起きてしまうのです。

不安障害の種類

不安障害といってもさまざまな種類があります。代表的なものを一部ご紹介します。

パニック障害

突然の動機や息苦しさ、息の詰まる感じが襲ってきます。心臓がドキドキする、めまいがしてフラフラするなどの症状が出て、場合によっては、死んでしまうのではないかという恐怖を覚えることもあるようです。
そのような発作(パニック発作)が繰り返される病気のことをパニック障害と言います。

バスや電車、エレベーターなどすぐに助けを呼べない状況になると、「また発作が起きたらどうしよう」と心配になってしまうのです。
パニック発作が続くと外出できなくなり、家に引きこもってしまいます。

社会不安障害

人前で話すことなどで極度の不安や緊張を感じてしまいます。それだけでなく、混乱に陥るなどの症状が起きることもあります。

人前で仕事をする、本を読むなど、普通の人が緊張や不安を感じないことでも強い不安を感じてしまうのです。

大抵の人は人前で話すときに緊張するため、「恥ずかしがり屋」「内向的な性格」として認識しているケースも多く、周りの人から理解されないことも少なくありません。

社会不安障害は発症年齢が若く、思春期の頃の10代半ばに発症する傾向にあります。
進学や卒業が困難になるばかりでなく、就職や就労が困難になることもあります。
適切な治療をしないでいると、長い期間影響が出る可能性があるでしょう。

強迫性障害

強迫観念・脅迫行為が主な症状です。ある行為をやめられず、繰り返し同じことをしていないと不安になってしまいます。

たとえば、手や足を汚いと思い込み洗い続ける、鍵をかけ忘れていないか何度も確認してしまいなかなか出掛けられない、といった症状があります。

強迫性障害の発症年齢は25歳以前が多く、学生時代から強迫観念を自覚していることが多いようです。
また、強迫性障害の人はうつ病を発症する確率が高く、約65%と考えられています。

全般性不安障害

さまざまな出来事や行動に対して過剰な不安や心配をもつようになる症状のことをいいます。

強すぎる不安や心配をコントロールできず、体調不良を起こし、疲れやすくなる、怒りっぽくなる、筋肉のコリからくる頭痛・肩こり、不眠などの症状も現れるようです。
そのような状況が続くと、日常生活に支障をきたしてしまうのです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

通称「PTSD:Post Traumatic Stress Disorder」といい、トラウマになるような死の危険に直面した出来事の後から現れる、日常生活に支障が出るほど強く不快な反応が続くことをいいます。

たとえば自分の意思とは関係なく、体験した記憶がフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢にうなされたりするストレス症状が起きるのです。
災害や事故、虐待などの出来事があげられます。

不安障害で起こる症状

苦しい様子の女性の画像

不安障害には多くの種類があり、症状はさまざまです。どのような症状が起きるか一部を下記にまとめました。

  • 発作が起きる
  • 極度の不安感
  • 大勢の人がいる場所が息苦しい
  • 落ち着きがなくなる
  • 頭痛
  • 疲れやすい
  • 不眠
  • めまい
  • フラッシュバック

過度のストレスや疲れなどから、感情のバランスを崩して不安や恐怖の感情が出てしまうようです。
症状の多くは不安と恐怖に関連した苦痛が伴い、日常生活へ支障をきたすことが特徴としてあげられます。

症状が起きた際の対処法

不安障害の症状が出たら、まずは慌てずに肩の力を抜いて楽な気持ちでいるよう意識します。

発作が起きたら、ゆっくりと深い呼吸をすることが大切です。
過呼吸になってしまったら、息を吐くことに意識をします。息を吸おうと意識すればするほど吸えないものです。息を吐くと自然に息を吸えるでしょう。

不安障害かも?7つのチェックポイント

チェックをする様子

「不安障害かもしれない」と考えている人の悩みは、なかなか周りの人たちに気づいてもらえないことです。
不安や緊張が強いと感じていても、誰にも相談できないと思う人もいるはずです。

下記に不安障害のチェックポイントをまとめてみました。
日常生活で下記に心当たりのある人は、病院を受診してみてはいかがでしょうか。

  1. 怖くて電話に出られない
  2. 公共の場で食事をすることに不安や緊張を感じる
  3. 大勢の人の前で話をすることに不安や緊張を感じる
  4. 人に見られながら仕事や勉強をすることに不安を感じる
  5. 人前で字を書くと手が震える
  6. 初対面の人と会うことに不安を感じる
  7. 電車やバスに乗れない

不安障害の人に向いてる仕事

パソコンに向かう男性の画像

不安障害の人でも、自分の障害とうまく折り合いをつけて仕事をしている人も多いです。

不安障害の人が向いてる仕事を下記にご紹介します。

在宅勤務ができる仕事

電車やバスで息苦しさや不安を感じてしまう人や、職場での人間関係が苦手な人などは、在宅勤務ができる仕事を選択するのも一つです。
自宅で自分のペースで生活でき、対人関係のストレスがありません。

対人関係で緊張しやすい人の場合、対面よりもオンラインの打合せなどの方が話しやすいというメリットもあります。

近年、新型コロナウィルスの感染予防のため、在宅でできる仕事も増えました。在宅勤務ができる仕事を説明します。

在宅勤務ができる仕事一覧

  • 事務
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • Webデザイナー
  • Webライター

マニュアル化された仕事

不安障害の人は、職場環境の変化があまりない仕事が向いています。
臨機応変に対応することが苦手で、ストレスを感じると発作や症状が出てしまう可能性が高くなるからです。

接客をしたり、電話対応をしたりする仕事ではなく、マニュアル化された仕事を黙々とする業務の方が、身体や心に負担をかけずに取り組めるはずです。
たとえば、メーカーや製造などのライン作業、厨房での調理や皿洗い、データ入力などがあります。

不安障害の人に向いていない仕事

書類が積まれている画像

不安障害の人が向いていない仕事を下記にまとめました。

人間関係が良好でない職場環境

社員教育の体制が整っていない、頼みごとをしても取り合ってもらえない、叱責が飛び交うなどの職場環境は向いていません。

ストレスや不安、緊張が増してしまい、症状が悪化してしまう可能性があるでしょう。
また、大勢の人の中で仕事をするのは苦手な人が多いようです。

業務量が多い仕事

自分の許容範囲を超えている、単純に抱えている業務が多いなど、定時で終えられないほど業務量が多い仕事は向いていません。

日常的な残業や休日までも仕事をすることで疲れてしまい、モチベーションの低下やストレスなど精神的なダメージを起こす可能性が高いからです。

プレッシャーの多い仕事

仕事をする場合は多少なりともプレッシャーを感じるものです。しかし、不安障害のある人はプレッシャーを強く感じてしまうため、極力選ばない方がいいでしょう。

不安や緊張状態が続き、体調不良を起こして症状が悪化してしまうことが考えられます。
たとえば、ノルマが設定されている営業職、生死と隣り合っている医療従事者、クレーム対応などのコールセンターの仕事などには向いていないといえます。

不安障害の人が仕事を探す際のポイント

手を差し出している画像

不安障害をもっていると仕事に就けるか心配になる人もいるでしょう。仕事を探す際に利用できる制度などのポイントをご紹介します。

専門機関の支援を利用する

不安障害の人が就職活動をする場合、就業をサポートしてくれる専門機関の支援の利用をオススメします。幅広い知識と経験をもつスタッフがアドバイスしてくれます。

専門機関は下記のとおりです。

  • ハローワーク
  • 地域障害者職業センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 就労移行支援事業所

エージェントを利用する

障害のある人専門に特化したエージェントを利用するのもオススメです。障害特性を理解した上で、仕事を紹介してくれます。

面接時にはエージェントが同席し、配慮すべきことなども伝えてくれます。
自分では言いにくいこともエージェントから伝えてくれるため、心強い存在になるでしょう。

しかし、エージェントの利用には精神障害者保健福祉手帳の取得予定が条件となります。

エージェントの利用方法

Webから無料登録後、カウンセリングを行い一人ひとりに合った求人を紹介してもらえます。
カウンセリングは電話やオンラインでの対応も可能で、勤務条件の希望などのヒアリングを行ってもらえます。

オススメのエージェントは下記のとおりです。

おすすめのエージェント

  • dodaチャレンジ
    パーソルグループのパーソルチャレンジが運営しているエージェントです
  • atGP
    スカウトにも力を入れ、求人数も多いのが特徴です
  • DIエージェント
    他社にはないオーダーメイド型で、求職者の希望に合わせた働き方を企業へ提案してくれます
  • アビリティスタッフィング
    リクルートグループでメンタル面の障害を専門に取り扱うエージェントです
  • エージェント・サーナ
    業界最古参で28年の実績があります。

雇用枠の選択

就職活動をする際に、障害を就職先に伝えるかどうか迷う人は少なくありません。
障害者雇用枠と一般雇用枠での就職について説明します。

障害者雇用枠(障害者求人枠)で応募する場合、精神障害者保健福祉手帳が必須です。
メリットは障害への配慮を受けやすくなり、安心感が得られます。

大企業では障害者雇用の促進および安定を図るために、特例子会社を置いている場合があります。
企業側は設備投資が集中化でき、親会社とは異なる労働条件の設定もできるため、一般企業の障害者雇用枠と比較して、充実しているサポート体制が特徴です。

一般雇用枠で雇用された場合、病気の症状を伝えられず、ストレスを感じたり、障害の特性の影響による仕事での失敗やミスが起こったりした場合、叱責されることも考えられます。
どちらの枠で就職するか、よく調べてから選択してみましょう。

通勤時間や在宅でできる職場

不安障害の人は大勢の人が乗っている電車やバスで発作が出てしまったり、苦しくなってしまったりすることがあるため、通勤時間の融通が利く職場を選ぶようにします。

シフト制の勤務であれば、病院を受診する際に平日でも受診してからの出勤が可能です。
在宅勤務が可能であれば、積極的に在宅勤務を利用しましょう。

職場見学してみる

職場を見学できるのであれば、実際に行ってみて職場や一緒に働く人の雰囲気をみましょう。

病気の症状等も打ち明けられるようであれば、打ち明けてみて相手の反応を見ることもできます。

不安障害の人が仕事を続けるコツ

指をさす画像

仕事が決まっても、無理をしてはいけません。仕事を続けるためのコツをご紹介しますので、参考にしてみてください。

治療は継続する

仕事をはじめると、忙しい、ゆっくり過ごしたい、などと理由をつけて通院を疎かにしてしまいがちです。

しかし、自己判断で治療をやめてしまうと、症状の悪化が懸念されます。

通院や服薬は主治医の指示通りにしましょう。
なかなか症状が改善されない時も、焦らないことです。

生活リズムを整える

規則正しい生活をすることで、身体や心へのストレスを軽減できます。
早寝早起きや、毎日決まった時間に起きて食事をするよう心がけます。

ウォーキングなどの適度な運動は大切ですが、過度な運動はNGです。

セロトニンは脳をリラックスさせる作用があり、毎日行うことで代謝が向上します。朝起きたら外に出て朝日を浴びたり、ウォーキングやヨガ、太極拳などをすることをオススメします。。
睡眠時間の確保をして、太陽の光を浴びて外の空気を吸うよう心がけましょう。

リラックスできる時間をつくる

自宅に帰ったら必ず、リラックスできる時間をつくるようにします。
たとえばアロマを焚いて過ごしたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなど、一日の疲れを取れるような時間を大切にします。
ただし、無理なく続けられることを選ぶようにしましょう。

自分の状態を打ち明ける

仕事をはじめる前にあらかじめ、会社の上司や人事の方に自分の状態を伝えておくと、何かと気にかけてもらえます。
たとえば、症状が出た場合はどのように対処するか、時短勤務は可能かなどのことを相談できるでしょう。

【まとめ】不安障害がある人に向いている仕事はコツコツ取り組めるマニュアル化された仕事

不安障害の人は専門機関の支援やエージェントを利用して、サポートしてもらいながら就活するのも一つの方法です。

人間関係が良好であるか、業務量は多くないか、ノルマや納期は厳しくないかなど、聞きにくいことも確認してからでないと後悔することになりかねません。

不安障害の症状について理解してもらえる職場をみつけて、無理なく働きましょう。

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