最近耳にするようになったミニマリストという言葉。必要なモノだけを持って生活するライフスタイルのことです。モノに溢れる現代だからこそ生まれた価値観なのではないかと思います。
そんなミニマリストの生活に憧れを持つ方は多いのではないでしょうか?
人によってミニマリストのスタイルは様々ですが、極めたいのであれば当然仕事にも影響してきます。また、普段ミニマリストとして生活している方だからこそ仕事に活きてくる部分もあります。
この記事ではミニマリストとしてのライフスタイルが仕事に与える影響やどんな職業に適しているのかをご紹介しています。理想とするミニマリストとしての生活を送れる職業を見つける参考にしてみてください。
-
コミュニケーション能力の高い人が向いてる仕事とは?共通点や強み・高める方法を解説
「コミュニケーション能力が高いと言われるけど、どんな仕事に向いているの?」 「コミュニケーション能力を高めるにはどうしたらいい?」 などと、悩んでいる人も少なくないでしょう。 人間関係でも、仕事を遂行 ...
続きを見る
-
責任感がない人に向いてる仕事は?改善ポイントと面接アピール方法を解説!
「責任感がなく、途中で投げ出してしまう」 「ミスやトラブルが起こったら、すぐに人のせいにしてしまう」 など、どうしたらいいのか悩んでいる人も少なくないでしょう。 責任感がないと途中で物事を投げ出してし ...
続きを見る
目次
ミニマリストとはモノを持たない人
ミニマリストとは必要最低限のモノ以外持たずに生活する人のことを言います。英語で最小限のという意味にあたるminimalという単語から派生した言葉です。
身の回りのモノをできる限り少なくすることで、本当に自分に必要なモノだけが手元にある状態になり、精神的な豊かさを得られるという考え方です。
モノを減らして本当に豊かになるの?と思った方もいるかもしれません。
それに関しては人それぞれだと思います。物質的な豊かさとしてはモノはあった方が豊かと言えます。それに対してミニマリストは必要ないモノを持たないことで無駄な選択や縛りのないシンプルな暮らし方に心の豊かさを見出しています。
アップルの創業者のスティーブ・ジョブズが同じ服しか着ないという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。これも選択に使う無駄なエネルギーを無くす目的なのでミニマリストに通ずる部分がありますよね。
逆に言うと物質的に満たされていない状況にストレスを感じる方にとってミニマリストは向いていないと思います。
ミニマリストの概念は人それぞれ
ミニマリストは求めるライフスタイルによって程度にも違いがあり、荷物だけでなく特定の住居を持たない人もいます。最近耳にするようになったアドレスホッパーとは、このような生活スタイルをとる人のことです。必要なモノをスーツケース1つに入れて生活している人もいて、家を持たないことで場所に縛られない生き方を実現しています。
人によってはモノだけでなく人間関係においても必要最低限にするという考え方のミニマリストもいるようですが、ここではモノを持たない人という定義でミニマリストに向いてる仕事をご紹介します。
ミニマリストの仕事におけるメリット
次にミニマリストのメリットをご紹介します。ここでは仕事をする上で活かせる良いところをまとめました。ミニマリストとはライフスタイルを表すものなので、日常生活の中でのメリットが仕事にも影響してくる部分が多いです。
毎日の荷物が減る
ミニマリストはそもそも所有物が少ないため、仕事に行く際の荷物も少なくなります。また、必要最低限のモノを選択したり、1つのモノを様々な用途で使い回す方法を知っているため身軽な状態で仕事に行くことができます。
荷物は重いより軽いほうが楽なのは当たり前なので余計なストレスから開放されます。
時間を有効活用できる
ミニマリストのメリットとして片付けや持ち物の準備に時間がかからないという点があります。職場の机も常に必要最低限のモノしかない状態であればものを探すなんてことも無くなり、いつでも使いやすいですよね。
プライベートでもそういった無駄な時間を無くすことで精神的な余裕ができ、仕事にも良い影響をもたらすのではないでしょうか。
ストレスフリー
モノを減らしたことで何かを探したり、モノをいちいち選択する必要が無くなります。そういった日常の中にある煩わしさから開放されることによってストレスが減ります。
フットワークが軽い
ミニマリストはフットワークも軽くなります。上に出てきた荷物が少ないという物理的な側面と、時間に余裕ができたりストレスから開放されたことによる精神的な面の両方が作用することでフットワークが軽くなります。
ミニマリストの仕事におけるデメリット
ここからは逆にミニマリストであるが故の仕事に影響するデメリットをご紹介したいと思います。
服が少ない
ミニマリストは持っている衣服も少なめです。そうなった時に会社に着ていく服がワンパターンになってしまうことは考えられます。営業職などの場合、取引先の方に会うたびに同じ服というわけには行かない場合もあるのでそこは注意が必要です。
職種によっては在宅ワークが難しい
どうしても在宅ワークで且つ仕事に多くの道具が必要になる職種の場合、ミニマリストでありながら在宅ワークをするというのは難しいかもしれません。
とはいえ、必要最低限のモノを持つのがミニマリストなので、仕事に使うものは必要最低限という解釈ができれば問題ありません。ここは自分の理想とするミニマリスト像による部分でもあります。
ミニマリストの人に向いてる仕事①移動を伴う仕事
ここからはミニマリストに向いている仕事をご紹介します。
まず1つ目が移動を伴う仕事です。ミニマリストのように常に身軽な方は移動がしやすいです。
具体的には営業職やカメラマン、放送関係、報道などその場に出向く必要がある仕事です。1日を通して様々な場所に移動をするこれらの職業において、身動きが取りやすい状態を作る為に自分の荷物を減らすことは必要です。
日頃からモノを持たないミニマリストの方であれば仕事の現場に持っていく限られたモノも上手く取捨選択できるのではないでしょうか。
ミニマリストの人に向いてる仕事②出張の多い仕事
遠方への出張が年に何度もある仕事であれば自宅にいる時間も減ります。そんな方にとってはミニマリストである方が合理的です。出張の為のパッキングもミニマリストの人であれば短時間で必要なものを準備できるのではないでしょうか。
ここでは出張が多い仕事をいくつかピックアップしました。
- 営業職
- 商社
- 旅行代理店
- メーカー
- 航空会社
- 貿易会社
- ゼネコン
もっと長期的な移動だと全国に転勤の可能性がある会社もミニマリストには適しています。
ミニマリストの人に向いてる仕事③フリーランス
最後にご紹介するのがフリーランスです。
ミニマリストにフリーランスの働き方が向いている理由としては、ライフスタイルに対する価値観が一致する可能性が高いからです。フリーランスは働く時間や場所を自分の自由に選択できるため、縛りが少ないという点でミニマリストの人の価値観に合っています。
これは職種というよりは働き方なので、一口にフリーランスと言っても様々な仕事が考えられます。フリーランスとして働く方が多い職業についてもいくつかピックアップしました。
- クリエイター
- プログラマー
- デザイナー
- ライター
- カメラマン
この他にもフリーランスとして働くことのできる職種はたくさんあります。
特に冒頭でも少しご紹介した家も持たない生き方をしたい人にもフリーランスは適しています。一般的な企業に属して働くとなると、会社の近くに家を持つ方が便利になったり、持ち物にも何かと制限がかかるので仕事の為に必要なモノが増えてしまい、理想とするライフスタイルが保ちにくくなります。
その点フリーランスであればどこでどんな風に生活するかも、ある程度自由が利くため、本当に生きていくために必要なモノだけを持って生活できます。
どんなライフスタイルを求めるかによりますが、ミニマリストを極めたいという方にとってはフリーランスは向いているのではないでしょうか。
ミニマリストになるために必要なこと
この記事を読んでいる方の中には今後ミニマリストとして生きていきたいと思っている方もいるのではないでしょうか。そんな方に、ミニマリストになるために必要なことをまとめました。
要らないモノは捨てるor売る
まずは要らないものを捨てましょう。普段モノに囲まれて生きていると気が付きにくいかもしれませんが、実は使用頻度の高いものは持ち物の中のごく一部ということはないでしょうか。
長い間使っていないモノや無くても問題ないモノは手放しましょう。この時にまだ使えるモノはフリマアプリやリサイクルショップなどを活用して売ることで地球にも優しい断捨離ができます。
必要のないモノは買わない
必要のないものを買うのはやめましょう。何となくで買い物をしたり、後で必要になるかもしれないからというような曖昧な理由でモノを購入していると身の回りのモノは増えていく一方です。
最低限生活や仕事に必要なモノに加え、自分の好きなものは購入してOKです。生活必需品以外のものを買う時は"これに関するものは買う"、"こう思ったときは買う"、など自分なりの判断基準を設けておくと、無駄なモノは増やさずに好きなモノと必要なモノだけを身の回りにおいておくことができます。
レンタルできるモノは所有しない
最後に必要なモノであっても所有しなければモノを減らすことができます。その方法がレンタルです。
毎日使うようなモノは購入したほうがいいと思いますが、時々しか使わないモノはレンタルで事足りるかもしれません。選択肢の1つとして考えてみるとモノを減らすことができます。
片付けを1からするのは大変な方もいると思いますし、本当にミニマリストを極めたいのであれば引っ越しをきっかけに始めるのもおすすめです。
また、ミニマリストとまではいかなくても、身の回りの整理整頓を心掛けることは職種や働き方に限らず大切なことです。無駄なものを無くすことで、より心に余裕のある生活を送れるのではないでしょうか。
【まとめ】ミニマリストのライフスタイルに合う仕事を探そう
この記事ではミニマリストの利点を活かせる仕事として移動が必要な仕事、さらにミニマリストのライフスタイルを極める為の働き方としてフリーランスでも働ける職業をご紹介しました。
特に新卒の就活生は、"何をして働きたいだろう"というように、仕事を中心に職業を選ぶ方が多いです。ですが人生において多くの時間を使う仕事だからこそ、"どんなライフスタイルが理想で、それを実現できるのはどんな仕事だろう"と考えることは大切です。
ミニマリストもその1つです。この記事を参考にあなたの理想とするミニマリストとしてのライフスタイルが実現できる仕事を探してみてください。